骨密度測定

本当の骨の状態をご存知ですか?

ご自身の正しい骨密度をご存じですか?

当院では「整形外科専門医」としてのこだわりから、腰椎・大腿骨での骨密度測定を行っています。

踵で測る骨密度には、かなりの誤差がありますので全くあてになりません。また、手や前腕で測る骨密度は、治療の状態を反映しにくいという欠点があります。骨粗鬆症の診断基準でも「腰椎で測定」「腰椎変形が高度な場合は大腿骨で測定」が原則となっています。

骨密度測定器 PRODIGY-Fuga

当院では診断の標準となる「腰椎」「大腿骨」の骨密度から「全身体組成」まで測定できるハイエンドモデルを導入しております。

また、骨粗鬆症の評価では「骨の強さ」だけでなく「骨質」も非常に重要です。「骨質」を見るには「骨代謝マーカー」が参考になります。 当院に受診される方の中に、全く検査もせずに「年だから」という理由だけで、骨粗鬆症の治療薬を飲み続けている・・・という方もいらっしゃいます。そのような方が検査を受けると、中には骨代謝マーカーが測定圏外・・・な~んていうビックリするような結果が見られることもあります。

一見骨密度がよくても骨質が悪ければ、ガラスの如く「硬いけど割れやすい」という現象も起こりえ得ます。一部の方に、誤った薬の使い方のために痛みを発生する場合もあります。そのような方は一時的に内服をやめることで痛みが治まる場合があります。痛いから痛み止めを…って言っていると、どんどん不要な薬を飲むことになりかねません。

そういうわけで、閉経を迎えて何年か経った女性や、ある程度お年を迎えて心配な方は、正確な骨粗鬆症の評価を定期的に受けることをお勧めします。 当院ではより正確に評価するために、レントゲン・腰椎骨密度(または大腿骨骨密度)・骨代謝マーカーを測定した上で総合的に判断し、どのような治療が必要か、薬を飲むべきかを決めています。