の反映には少々お時間いただきますことご了承ください。
スキャモンの発育曲線
今朝は久々に真面目な話…(^^ゞ
先日LTADについてやその続編などちょっと書きましたが、足と健康について語るうえで、その基礎となる人間の成長について知らなけばなりません。
子供が成長していく中で、器官や機能は個別の発達をしていきます。その過程で、ある一つの課題に対して吸収しやすい時期、しにくい時期が出てきます。そこで、最終的に大きな成長を期待するなら、最も吸収しやすい時期に必要な課題を与えていくのが最適といえます。
この発達していく特性を説明するときに「スキャモンの発育曲線」というグラフが使用されます。学生時代に教職を取った方なら一度は目にした、耳にしたことがある言葉、グラフだと思います…
…足育講座ではいつも話してますが、ここでは書いたことあったかな……(^^ゞ…忘れたので再度取り上げます…(^^ゞ
例えば、神経系の成長(運動神経・知覚神経など:ピンクの点線)は、生まれた直後から5歳頃までに約80%成長し、12歳頃にはほぼ100%完成します。そんなわけで、この時期は神経系の発達がめざましい年代で、さまざまな神経回路が形成されていく大切な時期と言えます。
神経系は、一度その経路が出来上がればなかなか消えません。それは、いったん自転車に乗れるようになると、何年間も乗らなくてもいつでもスムーズに乗れるようになることからも理解できます。
この時期に神経回路に有効な刺激を与え、その回路を幾重にも張り巡らせるためにも多種多様な動きを経験させることが、とても大切なことです…
神経系の発達と運動学習能力とは直接的な関連性はないと考えられているようですが、一方で、10年以上にわたり幼稚園児の足型測定をしてきた中で、車通園している幼稚園児に比べ徒歩通園している幼稚園児の竹馬達成能力の高さなど、ちょうど神経系の発達が著しい幼稚園の時期にしっかり歩いて神経系を発達させることが、将来の備えとして非常に重要であり、この時期に運動していないと、大きくなってから「運動が苦手」で体育の成績が悪かったり、「腰痛・膝痛・足部障害などの運動器障害」を患いやすかったり、当然連動する脳の発達、学校の成績にも影響する可能性があるわけです。
そういうわけで、5~6歳までにいかに有意義な運動をさせるか…それは、その子のその後における運動習慣の獲得にもつながり…それが子どもの一生を左右するくらい重要と言えます。
…言葉足らずだったらスミマセン…(^^ゞ
仕事しないといけないので今朝はこれにて…( ̄^ ̄)ゞ
あっ…今年も6月に幼稚園児の足型測定します…
…12年目…だったかな……(^^ゞ
…ありがたいことで長く続けさせていただいております…アリガトウゴザイマス…m(__)m
ホント…「〇△は現場で起きている」とはよく言ったもんで…この足型測定の機会がなければ今の私はないと言ってもよいかもしれません…(^^ゞ
現場見なきゃ~…会議室(教科書)じゃ~何もわかりませんし、全てを知ることはできません…(笑)