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その骨密度正しい?(P1)

テーマ:health・science

年をとってくると誰もが気になる骨粗鬆症…通常は症状がないために、気がついた時には大変なことに…ということもあり得る、実は怖~い疾患…

転んだためにぶつけて骨が折れるんじゃなくて、荷重かかったときに自分の体重が支えきれずに、大たい骨が折れたために転ぶ…そんな方もいらっしゃいます。

世の中では「骨健診」などが色々なところで行われていますが、その結果の扱いは様々…っていうかきちんと扱われていないのが現状のようです。

巷でよく行われる骨密度検査は「かかと」で測りますよねクエッションマーク…あの検査で「正常です」とか「骨粗鬆症です」…って言われても、はっきり言ってあてになりません…汗

「かかと」で測る検査は、あくまで「目安」であり、スクリーニングに使うべき検査です。あの検査で骨粗鬆症の診断はできません。かかとの骨は、その内部の構造にかなりムラ(個人差)があるため、数値にかなり格差がでます。

骨のう腫

典型的な例を示すと、かかとの骨には若い人でも時々「骨のう腫」という状態が存在します(上写真のように骨の中身がスカスカな状態)。この「骨のう腫」…写真に示す通り骨の内部が空洞になっていますので、検査をすると当然「骨粗鬆症」と判定されます。20才で運動バンバンやっているような方でも骨粗鬆症~!…って言われちゃうことがあるわけですね! ここまで典型的じゃなくても、かかとの骨の中身は結構スカスカなことがあるので、実は骨粗鬆症じゃない人も、骨粗鬆症と判定されてしまうことがあります。

かかとで検査して骨粗鬆症と言われて薬飲むことになったら…それこそたち悪い…汗

それ以前に「年だから」って理由だけで骨粗鬆症の薬を飲んでいる方もいるようですが、それはもっとたち悪い…汗

何故たち悪いかは後で改めて説明…

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Nao挨拶

なおくん

「キズは消毒して乾かしてはいけません!」「キズはキレイに洗って乾かさずに湿らせて治しましょう!」という湿潤治療を実践し、世に広めるべく講演なども行っています。

「健康は足もとから」をモットーに、膝の痛みを予防する靴「アサヒメディカルウォーク(AMW)」や、足趾を圧迫しにくい子供靴「Enji・ケンコウクン」などの開発に携わり、よりよい靴作りのお手伝いをしています。

モータースポーツ医療の世界は、他のスポーツに比べかなり遅れています。そんな現状を変えるべく、鈴鹿サーキットでRescue活動をしています。4輪公式レースの時はいつもメディカルセンターかコース上にいます(^^ゞ

…とまあいろいろやっていますが、実はとても無口で人見知りな私です(^^ゞ

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