の反映には少々お時間いただきますことご了承ください。
3肢位測定
皆さんは自分の足のサイズ…知ってますか
かなり前、「自分の足のサイズ…知ってますか?」って内容で軽~く書きましたが…
自分の足の長さは知っていても、幅は…って聞くと「何それ…」って方がほとんどですよね…
…靴屋さんでも「何それ?」的な発言する方いるからコワイ…そんなんハッキリ言って詐欺です…
…そういう靴屋はすぐ出ましょう…(-"-)
幅の表記は「ウィズ」って言って、EEとかEEEE(4E)とか書いてあるやつです…
以前お話したように、ブカブカな靴を履いていると、徐々に足の変形がひどくなります
きちんと足に合った幅の靴を履きましょうね~
…こういうこと言ってても、前聞いたでしょ~…って方がいるのも事実…(-"-)
…ってなわけで、改めて靴のサイズの決め方を紹介
足の長さはご存じのとおり、踵の先からつま先までの長さ。
次に問題の幅の測り方。足趾のつけ根の曲がる部分の周囲径(足囲)もしくは幅(足幅)を測ります。通常立位で測ることになっていますが、くずれていない足ではそれでよいものの…と言いつつ私はホンネダメって思ってますが…(^^ゞ…、扁平足や外反母趾など…くずれた足の場合は、べったり広がってしまったサイズを測ってしまうため、座って体重がかかっていない状態でも測定することを推奨しています。
私はいつも「立位」と体重のかかっていない「座位」の両方で測定して、変動幅が広い場合は、その方の生活環境を考慮して、測定幅の範囲で狭めにするか広めにするか決めており、それに加え、足の変形が強い方に関しては、足部を若かりし頃の形に「矯正」してみて、その状態での測定も行い、参考にしています。
つまり「立位」「座位」「矯正位」の3肢位での測定値を元に、その方の状態や環境を考慮して適正ウィズ「幅」を決める…「3肢位測定」を推奨しています
ちなみに…周囲径を使用しての測定と、幅を使用しての測定では計測結果にかなり違いがでるため、私はいつも周囲径をもって測定しています…(^^ゞ
そして、長さ・幅(周囲径)をJIS規格で決められた換算表にあてはめてウィズを算出します。
たとえば、足長22.0cm・立位足囲径23.5cmだったら、一般的に靴屋さんだったら3E幅ですね…って話になりがちです。しかし座って足囲測ったら22.5cmだったらどうしますか…人間の足は動いています…その状態によってかなりの変動幅があります…この例だとDから3Eの間で動くわけですよね…これが扁平足な方だったら、すでに足のバネがヘタってきているので、若かりし頃…バネがしっかり効いていた頃の状態をイメージして矯正した肢位で測定すると、さらに狭いウィズになります…
では、どこに合わせれば良いのか…
少なくとも立位測定値に合わせれば、靴は履くごとに広がり、それに合わせて足も広がって崩れていきます…そこを考えないといけない…
その後は、靴はメーカーにより作り込みに誤差がありますので、該当サイズの靴をフィッティングして、ちょうどよいものを選びます。
世の靴屋さん…ここまでやってますかね
…多分皆無…(-"-)…ちょっとはいると思うけど極少数派なのは間違いなし…(-"-)
ここまでできなければ…というか、やらなければ、靴を売る身としては失格…そのような靴屋では靴買わないほうがいいですし、看板下げた方がいいです
…言い過ぎですかね?…(^^ゞ
靴ひとつで体の調子が変わることがよくある…靴選びだけで腰痛が治ったり、ひざ痛が治ったり…その逆だったり…実はその方の健康に関わる重要な部分ですからね~…靴の力ってスゴイんです…そんなわけで、キッチリフィッティングできない靴屋さんは無免許医師みたいなもんで…決して言い過ぎではないと思ってます…
…患者さんの話聞かず診断しないで薬選ぶことって普通できないですよね……それと同じ…
ホンネは靴屋さんも国家資格レベルの免許制にすべきだと思っています…(^^ゞ
…って朝から書いてたら仕事の時間になってしまい、アップが遅くなりました…(^^ゞ