の反映には少々お時間いただきますことご了承ください。
医療崩壊
なんか最近暗い話題が多いような気がするのは気のせいでしょうかね…(-"-)
巷で静岡県内の某病院救急外来での出来事が話題になっていますね
その多くが「男性医師がブラジル人患者の家族に「クソ、志ね」などと罵倒した」という所だけクローズアップされ、あたかも病院の対応だけに問題があったように表記され、真相は明らかにされていないようです。
…しかしこれ…ホントでしょうか…
何も原因なしに、いきなり医師が患者さんを罵倒する…って普通ないですよね…(-_-;)
真相は当事者にしかわかりませんが、後日公表された病院による説明によれば、2人の医師の判断で緊急に治療する必要がない旨の説明をし、その後、以下のような経過をたどったとのこと…
(1)この説明に対し患者の父親は納得せず、入院希望、症状の原因特定、更には急変時の責任の所在や診断書の作成等を執拗に迫ってきた。
(2)診断書は正確を期すため、実施できる検査に限りがある夜間救急では、書かないルールとなっていることを説明するが納得しなかった。
(3)万全を期すため小児科医を呼び出し、専門医からも病状と対処について説明するも、耳を貸さず、大声で自己主張を繰り返すのみ。自分の大声や言葉に更に興奮し、医師に食ってかかる態度を繰り返した。
(4)その後一人の医師が父親に対し、不適切な言葉をつぶやいた。
(5)その言葉に反応し、患者の父親は当該医師の胸ぐらをつかみ、両手で突き飛ばした。
(6)この後から患者様のご家族は、スマホとタブレット計2台で動画の撮影を始めた。
(7)これについて、当該医師は不適切な発言を反省し、謝罪した。
ここには記載されていませんが、当該者Dorgival Temoteoは過去に幾度か同様の問題を起こしている、この病院に来る前に2件断られている、この病院に来るなり最初から声荒く怒鳴り込んでいる、忙しい救急外来で緊急性がないとの説明を幾度となく繰り返しても1時間以上にわたり執拗に入院を迫った(総計3時間にわたり救急外来が機能停止したとの記載も見られる)、当該市町村の規定によれば外来受診だけで帰宅すると500円+帰りの交通費は自費になるが入院すると負担金が0円になるという背景がある、この地域は外国人による医療費不払いなど諸問題が多い地域である…など、様々な背景があるようですが、その辺りも正確に報道されていません。
ここで頭をよぎるのは福島の事件…出産というのはそもそも母児の生命をかけた行為…そもそも死の危険があるその行為に対し医師逮捕までして行われた裁判…この事件がきっかけで日本の産科医療は大きく後退したとまで言われています。
今回の一連の報道…今後の救急医療に暗雲が立ち込める可能性があるのは言うまでもありません…
この事件は発生後すでに結構時間経ってますが…先だって公開されていた諸々の意見…有識者であれば誰もが正論と感じ入るものであっても、その反響の大きさにたじろぎ、monsterたちの力に屈するかのごとく記事削除に追いやられているという現実もあります…(-"-)
このままの流れが続き、公正な目で判断できるようメディアが正しく報道しなければ、「頑張ってもmonsterに倒されちゃう救急なんてやらな~い」って風潮が蔓延し、救急医療を志す若い力がなくなり、救急医療も産科医療と同じ道をたどることになるでしょう…それは国民皆の首を絞めるに相違ありません…
日本の医療の最前線を担う力を大切にしてもらいたいと思います…
…なんか重たい記事になっちゃったな~…(^^ゞ
コメント
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ruru2015/02/16 22:22身内が医療系におりますので、表ざたにはならないけれど、とんでもない大変な患者さんも多いことを知りました。
本当に心が痛みます。。。[Res]なおくん2015/02/17 08:18こういうのは湾曲して表に出るばかりで真相が表に出ることはあまりないですね。それも氷山の一角なのは言うまでもありません。
世界に誇る日本の医療の行く先には暗雲が立ち込めています。
福島の事件のあと、多くの方々が身をもって知ったはずなのに教訓が生かされていないのが残念です。