の反映には少々お時間いただきますことご了承ください。
よく転ぶんです!
「よく転ぶんです」
保護者の意見としてよく聞くお話です …非常によく聞きます…
その原因がわからず色々なところをさまよう方も多いようで、病院に受診して「骨には異常がない」と言われたり、「生まれつき扁平足だから仕方ない」と言われたり…(-"-) そして靴屋さんで靴選んでもらったのによくならない…(-"-)
そんな方の多くに見られる現象…靴のサイズと履き方に問題あり
さて、このお子さん…見た目は確かに扁平足なんですが…
まっすぐ立ってもらって後ろから観察すると、確かに扁平足(下腿の中心線(赤ライン)に対し足部の中心線が外に向いています)ですが…ちなみにこの子は3歳…まだ足のアーチ(土踏まず)が形成される時期ではありませんので、同年代の多くがこれに似た状態です。
「生まれつき扁平足だから仕方ない」
…確かにその言葉通りですが「仕方ない」はないですよね~…(-"-)
「よく転ぶ」の仕方ないですかね~…(-"-)
確かに骨にも異常ないし、形は生まれつきこういうもんだから仕方ない…のは間違いないけど…(-"-)…「転びやすい」という原因の解決になっていない…(-"-)
それよりも何よりも…履いている靴を見せていただき、中敷き外してその上に立ってもらうと…
こんな感じ…靴デカいです…(-"-)
写真でわかりにくいですが、足のゆびの前の部分には2.0cm程度の隙間がありました…(-"-)…通常は0.5~1.0cm未満が適当…
…パッと見ても1cmはデカい…(-"-)
おまけに、写真ではわかりにくいですが、中敷きをチェックすると足跡も擦れてはっきりしません…つまり、靴の中で足がずりずり滑っているため、くっきりとした足跡ができない……どういうことかというと、靴ががばがばで緩いので、靴内で足がずりずり滑って動いている…
これが答えです大きな靴を履いているために、本来の足より大きすぎる靴を履いているから、靴が床にひっかかってつんのめる…そして、ゆるゆるな靴を足に固定できないために、歩いたり走ったりするときに靴がずれてしまい、足や足のゆびをのびのびと動かすことができず、変な力をかけてしまい走りにくくなり転倒しやすくなる…
大人の皆さん…自分の本来のサイズより2~3cm大きな靴履いて全速力で走ってみてください…うまく走れますか
サイズの合っていない靴は子どもの運動の妨げになります…よく転ぶのはもちろん、徒競走で遅い、疲れやすいなどの傾向があるお子さん…実は保護者がそうしているのかもしれません…
子どもの健やかな成長を即すも妨げるも保護者次第…足と靴は家で言うなら基礎にあたります…基礎がしっかりできてない家がどうなるかってのは想像すればわかりますよね…人間の体も同じですよ~