の反映には少々お時間いただきますことご了承ください。
捨て寸
皆さんは自分の靴のサイズ…知ってますか
どんな靴にも「〇〇cm」ってサイズ表記ありますよね
しかし、その表記が曖昧なものであることをご存知ない方も多いと思います。
例えば25cmの足長の方…靴屋さんで棚から25cmの靴を手に取って買えばよい…ってのは合っている場合もあれば、間違ってる場合もあります。
…試履きせずにそんな買い方する方…まさかいませんよね…(-“-)
多くの日本製の靴は「足入れサイズ」を表しており、25cmの足の人には25cm表示の靴が適正…という表記をしています。
そのため靴内の長さをメジャーなどで直接測ると、実際には25.5~26.0cm程度あったりします。この0.5~1.0cm程度余分に長くしてある部分を「捨て寸」といいます。
また、海外の靴では…国産でもあるのかな…、靴の「実寸」を表記しているメーカーもあるので注意が必要です。その場合は靴内の長さを直接測ると、25cm表記の靴はそのまま25cmなわけです。つまり「捨て寸」なし…ですね
すると25cmの靴を履くとキツイ…はず…です。
この「捨て寸」…人間が歩いたり走ったりするときに必要な寸法であることは言うまでもありません。人間が歩くとき、足は細々と繊細な動きをしています。その中で足長が伸び縮みしたり、どんなにカッチリ紐縛っても靴内で足が若干前すべりしますので、靴内の先端(足の前の部分)に少し余裕がないと足指が靴にぶつかってしまい、正しい動きができなくなり纏足を強いることになります。そしてこれは外反母趾や爪障害などの足部障害や、足指がうまく使えないことによって、膝や腰など他の部分の障害を引き起こす可能性がでてきます。
余談ですが、サッカーで履くスパイク…これ、捨て寸なしで履くことが多いそうです。サッカーの場合、ボールをいかに正確に蹴って強力に飛ばすかがミソなので、足を金槌のように固める必要があるからですね
なので、そんな纏足靴が体にいいわけがない…サッカーのスパイク履く方は、その後のフットケアを欠かさないようにしてくださいね
…サッカー=スパイク=フットケア…って、ちゃんと考えてる方…皆無ですよね…きっと…(-“-)
また、靴の形や縫製の違いで、同じメーカーの同じサイズでも足入れ感が変わったりしますので、靴を買う場合は必ず試履きをしないと間違ったサイズの靴を買う羽目になりますのでご注意を。
どれがいいのかわからな~い…って時は、シューフィッターが手助けしてくれる…はず…です
正しく合った靴をきちんと選びたい場合は、シューフィッターさんのいるお店にいきましょうね
間違ってもお店のための「ヤブ」シューフィッターのいるお店はダメね…お客さんのための立場できちんと選んでくれる「名」シューフィッターのいるお店…見つけましょうね
…また毒舌ちょっとはいっても~た…(^^ゞ