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続・LTAD

テーマ:health・science

昨日のLTADな話の続き…LTADを靴という観点で見てみましょうビックリマーク

本来靴というのは足の前の部分に「捨て寸」といって0.5cm~1.0cm程度の余裕があることが理想とされていますが、今も昔もスパイク履く系のスポーツでは、捨て寸なしで靴を履く傾向があります…先輩が後輩にそうやって指導し、コーチや監督が子供たちにそうやって指導し、ず~っと受け継がれています。

しかし、一方で日本人は、普段ガバガバ靴履いてガバガバ慣れしてる子も(大人も)多く、小さいサイズを勧められて自身はキツイ靴履いてるつもりだけど実は大きい…って子もいるのは間違いない事実です。

…ちゃんと選んでる(もしくは靴屋で選んでもらった)って言ってる方でも結構な頻度でガバガバユルユルだったりします…(-"-)汗

スパイクを履く競技では何故捨て寸なしの小さなサイズを履きたがるのでしょうかクエッションマーク

例えばサッカーの場合、ボールを蹴るときの精度に影響すると言われています。また、捨て寸があると激しい動きの時、靴内で足が滑って対応できないという事実もあります。
また、メーカーや足によっては、蹴りだす時など有効に力を発揮できるようスパイクが配置されているべきにもかかわらず、捨て寸なしで履かないとスパイクの位置がちょうどよい場所に来ない場合もあります。

しかし、それって大人の場合…
…小学生をはじめとする子供にそのまま置き換えてよいのでしょうかクエッションマーク

そして見方を変え…捨て寸なしにこだわる以前に一般的な町のクラブレベルであれば、捨て寸ありの適正サイズ靴にしても、捨て寸なし纏足に比べてパフォーマンス落ちるかクエッションマーク…って考えたときに、小学生レベルだったらドングリの背比べだと思います。そんなドングリの背比べに対し、足に対して悪い方を選択すべきかどうかクエッションマーク…は考えれば答えは決まっていると思いますし、スポーツ活動の場では、前述のLTADを考えても、蹴りのパワーや精度より基礎的な部分が重要視されるべきです。

そもそも、子供用のスパイク…大人のミニチュア版として作っているだけで、スパイクの位置が適正かどうかクエッションマーク…子供の足できちんと検証されているメーカーがはたしてどれくらいあるでしょうかクエッションマーク…ちょっと疑問…(-"-)

そして…それ以前に、スパイクを何カ月に1回買い換えていますかね…クエッションマーク…小学生だったら1年に1サイズ(0.5cm)は足が大きくなりますし、スポーツ活動の内容が激しければ半年もしないうちに靴は傷んでその性能を失いますが…汗

未完成な子供の足に対する纏足は、子供の将来を曇らせるのは言うまでもありません。骨格がしっかり固まるまでは、足の変形を極力避けるべきです。

しかし、レベルが上がっていくと、パフォーマンスが要求されるようになってきますので、その場合、状況によっては纏足にするしかないのかもしれません…ただしその時間は短時間にとどめるべきであり、スポーツ以外の時のフットケアを欠かしてはいけませんビックリマーク

けど…スパイク履いてスポーツして、靴を履き替えずスパイクのまま家に帰るって方…時々いますよね…(-"-)汗
スパイク履いた後・(バレエで)トゥシューズ履いた後にフットケアする方…見たことないですよね…(-"-)汗

保護者や監督・コーチの立場であれば、どこを優先すべきかをよく知っているべきで、その上でどうすべきか選択すべきです。そして纏足する場合は、その後のフットケアをセットで考えなければなりませんビックリマーク

そんなわけで、私は小学生にはキュンキュン纏足ではなく、捨て寸ありな適正サイズ靴にして、インソール仕込んで靴内での滑りを抑制することを提案しています。繰り返しになりますが、そもそもスポーツという観点で言えば、小学生の時期はパフォーマンス優先よりも体つくりが優先されるべきです。

LTADには残念ながら靴の選び方~なんて記載はありませんが、この考えに基づいて足靴についても考えれば、前述のごとくが望ましいと言えます。

スポーツをされる方、お子さんがスポーツで頑張っている(お子さんをスポーツで頑張らせている)保護者の方などは、是非LTADを念頭に置き、その考えに基づいて靴も選択してほしいと考えます。

ちょっとまとまりない文章でスミマセン…言いたいこと言うべきこと書き足してったら長文になってしまったので、前編と後編の二分割にしました…(^^ゞ

色々話し出せばきりがありませんので、今回はこれくらいにしときます…(^^ゞ

コメント

  1. もへへ
    2014/07/26 12:18
    うちの子供らは木登りしまくりで恐いです。でもスポーツしてまへん。
    ただ、スポーツって結構身体に悪いよね。
    2014/07/27 00:41
    木登りが身体能力を高めてくれますので、将来きっと役に立ちます…(笑)
    今は木登りできるような木もなかなか街中にはないので、ウラヤマシイです…

  2. 赤い靴
    2014/07/29 22:34
    トウシューズを履いた後にフットケアをしない人を
    私は見たことがありません。
    みんな、ケアをしています。
    疲れを翌日に残さないことは、
    より良いパフォーマンスをするために必要なことです。
    2014/07/30 08:41
    そうですか…それは幸せな環境ですね!
    私はしない人…をちょくちょく見かけますが…
    レベルが上がってくるとケアの重要性を認識して行うようになるのでしょうか?…それとも指導者の違い?…ケアしている方としていない方の違いはどこにあるのでしょうかね?…そのあたりは定かではありませんが…

  3. 2014/08/02 20:20
    今、高校生で水泳をやってます。
    2年前くらいから腰痛に悩んでて、前屈しても、後ろに反っても痛いです。
    シーズン中なので、治したいのですが、やはり病院に行くのが無難ですかね?
    2014/08/03 00:17
    早めに整形外科の専門医のいる病院に行かれるのがよろしいかと思いますm(__)m

  4. 赤い靴
    2014/08/05 22:52
    お返事どうもありがとうございます。
    遅くなって、すみません。

    私が知っている環境は恵まれているとは思います。
    週1回、お医者様にお越しいただき、相談できますので。

    海外では、お医者様が常勤しているのが普通なのですが。

    小学生は、体のメンテナンスをしない人が多いかもしれません。
    成長期だからこそ必要と思いますが、
    本人も、教師も、あまり意識していないように思います。

    小学生で、トウシューズを履いていること自体が問題なのですが。
    中学生からで十分ですし、プロになりたいと思う人だけでいいと、私は考えています。

    中学生以上になるとケアをするようになります。
    怪我をして必要に迫られたり、
    コンクールや、合同公演などを経験することにより、
    体をより美しく自由に動かせるようになるためにはと、
    考えるようになるからだと思います。

    2014/08/06 08:24
    それはかなり恵まれた環境ですね!
    皆が同じ環境で、赤い靴さんと同じ考えをお持ちであれば、バレエフットな方は減るんだと思います…

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なおくん

「キズは消毒して乾かしてはいけません!」「キズはキレイに洗って乾かさずに湿らせて治しましょう!」という湿潤治療を実践し、世に広めるべく講演なども行っています。

「健康は足もとから」をモットーに、膝の痛みを予防する靴「アサヒメディカルウォーク(AMW)」や、足趾を圧迫しにくい子供靴「Enji・ケンコウクン」などの開発に携わり、よりよい靴作りのお手伝いをしています。

モータースポーツ医療の世界は、他のスポーツに比べかなり遅れています。そんな現状を変えるべく、鈴鹿サーキットでRescue活動をしています。4輪公式レースの時はいつもメディカルセンターかコース上にいます(^^ゞ

…とまあいろいろやっていますが、実はとても無口で人見知りな私です(^^ゞ

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