消毒とガーゼは有害!
キズ口を消毒する・キズ口にガーゼを当てる・・・
これ、間違っているってご存知ですか
よくある茶色の消毒液「イソジン」…消毒薬としては非常に優れた製品ですが、人体にはとても有害です。図に示す通り、消毒効果がなくなるほど薄めても細胞への障害性が残存…
イソジンなど消毒液によるショックの事例も報告されています。市販のイソジンにもショックの可能性については明記されています 消毒塗ったら意識なくなって倒れて心臓止まって…な~んてことも起こりうるわけです
…なので消毒をキズ口に塗るときは救命処置の準備をしなくてはなりません
救命処置ができない人は消毒をしてはいけません
…言いすぎかもしれませんが、それが事実…
話をキズ口に置き換えてみましょう。キズ口にはバイ菌・キズを治すために必要な液体(キズ口から出てくるジクジクした汁)・皮膚がなくなって露出した皮下の組織があります。消毒を塗ると、キズ口のバイ菌だけでなく、キズを治すために必要な細胞やキズ口に露出した細胞も殺してしまいます。
これがどういうことか分かりますよね
そうです消毒するとキズが治るのが遅くなります
もうひとつ!擦り傷や皮膚が欠損したキズ口にガーゼを当てると、乾燥して引っ付いてしまいます。そしてガーゼ交換のときにはキズ口にガーゼが引っ付き、剥がすときにせっかく増殖を始めて治ろうとしているキズ口の細胞を一緒に剥がしてしまいます。当然痛いですよね~!
これがどういうことか分かりますよね
そうです皮膚欠損や挫滅創にガーゼを直接当てると、キズが治るのが遅くなります
もうひとつ!キズが治るということは、細胞が培養されて増殖しなくてはいけません。細胞を培養するときに必要なものは?…適度な水分と温度です!乾燥すると細胞が分裂増殖できません!
これがどういうことか分かりますよね
そうですキズ口を乾燥させると治るのが遅くなります
さて、上記を総合するに、キズの治療はどうしたらよいでしょうか?答えは分かりますよね
キズ口に消毒ぬってガーゼをあてて乾燥させる・・・こんな治療は
「医療の名を借りた傷害行為です!」
皆さんもキズの治療・・・考えてみましょうね
注:キレイに縫ったキズは違います。これはさっさと乾かしましょう!
年間17兆円
世界が温暖化対策を取らなかった場合、今世紀末に日本では、新たな洪水や高潮などによる被害が年間17兆円に及ぶ恐れがある。国立環境研究所をはじめとする研究機関が先月末にそんな試算を発表しました。
2005年の大気中の温室効果ガスの濃度は375ppm。対策を全く取らない場合、2100年には900ppm近くになり、気温が1990年に比べ3.3度上昇。日本では豪雨や海面上昇による洪水や土砂災害が起き、気温上昇に伴い熱中症などで死亡する方も増加。海面上昇で浸食される砂浜や、気温上昇で生育に適した地域が減少するブナ林の価値などを金額に置き換えると、被害額は年間約17兆円と試算。
一方、世界全体の温室効果ガス排出量を大幅に削減して大気中の濃度を450ppmに安定化させた場合、気温上昇は1.6度にとどまるものの、洪水や土砂災害などの被害額は年間約11兆円。一定の対策を進めて550ppmで安定化させた場合は年間約13兆円。
頑張っても地球はむしばまれていくんですね…
温暖化被害を最小限に食い止めるために、大気中の温室効果ガスの濃度を450ppmで安定化させるためには、2000年に比べ50~85%削減する必要があるそうです。
最近夏になると熱中症で倒れる方が増えていますが、この先どんどん増えていくのは間違いありません。
とても乱暴な意見ですが、車の値段を全部「0」1個増やしたら車が激減するから大気汚染減るのにな~…、軽自動車1台1000万円…間違いなく町から車が消えるでしょう…
もう少し建設的に考えると…各世帯一定以上の緑を植える。家を作る時に平米あたりこれだけ!って決められた大木を植えなければならない!そうすれば緑化が進み大気の状態も変わりますよね~…
日本一臭い街・日本一緑がない街と言われる半田市…もっと緑化すべき!って思う方は少なくないと思いますが…
そんな中、政府は2020年までの日本の温室効果ガス削減目標(中期目標)について「05年比15%減」(90年比8%減)にすると決めるようですね。
日本経団連の御手洗会長は「高いターゲットにすれば企業は疲弊し、雇用さえ守れないかもしれない」と目先の利益優先のご意見。連合の高木剛会長も「雇用の問題にも十分意識してほしい」と目先優先…
しかし「05年比15%減」…表現を変えただけで最大限に心理的効果を発揮…最近夏になると熱中症で亡くなる方も急増しているのに…地球に人類が住めなくなる日も、そう遠くないかもしれません
世界一の長寿国
世界保健機関(WHO)が2009年版の「世界保健統計」を発表、平均寿命世界一は前年に引き続き日本で83歳。世界全体の平均寿命は71歳ですから、かなりの長寿国ですね。ちなみに最も平均寿命が短いのは西アフリカ・シエラレオネの41歳。
男女別では、日本女性の平均寿命が86歳で世界一、男性は3位で79歳。
ちなみに、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間を示す健康寿命は、ちょっとデータ古くなりますが、2004年のWHO保健レポートでは、日本人の健康寿命は男性72.3歳・女性77.7歳・全体で75.0歳…これも世界第一位です。
今や日本は世界に誇れる長寿国
話を少し変えて、世界全体で05年の妊産婦の死亡率は10万人あたり約400人で、年間約53万6000人が妊娠や出産に絡んで死亡。1000人中4人がお産がらみで亡くなるわけで、驚いたことにこの数字は90年あたりから変わっていないそうです。
お産は、今も昔も命をかけた大変な作業です。
最近はそのことを忘れている方…増えましたね…
私は、妻がお産するとき「今生の別れ」になっては!?と思い立ち会ったものです。
それぐらいの覚悟が必要なのです…
「お産に立ち会わなかった!」って一生言われる方いますよね…。私はちゃ~んと立ち会ったので妻の前でも胸を張っていられます(笑)
妊産婦死亡率は今の医学では解決し得ない聖域なのかもしれません。スタートレックみたいな器械をかざすだけで病気の診断と治療ができる時代が来るまでは…
これからお産を迎える妻をもつだんなさん、生死の問題を本能的に感じ取る奥さんはきっと不安なはずです是非立ち会ってあげましょうね~
キズの治療…間違っていませんか?
キズの治療…間違っていませんか
従来よりキズの治療は古くからの慣習にのっとり「消毒してガーゼで覆う」という方法が行われてきました。ケガして病院に行った事のある方なら、傷口に茶色い液体(消毒)を塗られてイタタ…おまけに再び病院に行ってガーゼをはがされイタタ…って思いをされた事があるのではないでしょうか?そうでない方もちょっとしたキズは御自宅にある市販の消毒薬を塗っていませんか?乾燥させてカサブタを作ればいいとお考えではありませんか?それらの考えはすべて間違っています
近年キズの治療の考え方は大きく変わりつつあります。従来の慣習に変わるキズの治療法として「キズを消毒しない!乾燥させない!キレイに洗って創面の湿潤環境を保つ!カサブタを作らない!」という方法=「閉鎖療法(湿潤治療)」を実戦する事で、従来の慣習的治療に比べて、キズを傷みがなく・キレイに・早く治す事ができます。
うそのような話ですが、これが事実なんです!そんな「目から鱗」のような治療法を広めるべく訴え続けています。
H16年4月にはNHKにも出たのよ~
治療のポイントは、
①キズ口の消毒は絶対しない
②創部の清浄化に勤める(キズをきれいに洗う)
③乾燥させず湿潤環境を維持する
④カサブタは感染源になるのでなるべく作らない
⑤適切な被覆材の選択
といったところでしょうか。今週末の講演でも、そんな話を詳しくお話しする予定です。
監修
靴オタクがこうじて?、こんなところで記事の監修をしています。
一部の靴屋さんには今でも置いてあるのかな
うちの職場にもちょっと置いてあって「ご自由にお持ちください」にしてあります。
見つけたら読んでみてくださいね~