化粧品で老化が進む?
今朝は週末の疲れが抜けきらず気怠い…(^^ゞ年ですね
…とまあそんなわけで、今朝のネタ考える余裕なく、昔の記事再掲…(^^ゞ
先日の「紫外線対策は万全ですか?」でちょっと触れた化粧品の防腐剤…
化粧品の防腐剤として広く使われているパラベンには、紫外線があたると皮膚の老化を進める作用があるそうです。
京都府立医科大の吉川らによれば、皮膚細胞(ケラチノサイト)に、通常の使用方法で皮膚が吸収する濃度のメチルパラベンを添加し、夏の日中の平均的な紫外線量(1平方cmあたり30mmジュール)をあてたところ、細胞の死亡率は、添加しない場合の約6%に対し、添加した方は約19%となった…紫外線によって酸化した脂肪内に発生し、老化の原因となる「脂質過酸化物」の量は約3倍だった…とのこと。メチルパラベンが紫外線を浴びると、シワやシミなどにつながる皮膚の老化を進めることが確認できたとしています。
パラベン入り化粧品塗りたくって日焼けしていると肌の老化が進むってわけですよね…
ほかにも、20例の乳がんの患者の腫瘍を調べたら18例で多量のパラベン蓄積が見られたとか、◎◎形成と精巣内の活動を著しく減少させるなど男性の生殖器系に有害な作用をもたらすとか…、数々の有害報告があります。
注:このブログ、決まった言葉を入力すると規制がかかるんですね~…
◎◎のところに正しい言葉を入力すると公開できなくなります
大手化粧品メーカーは「大丈夫」としてその使用を続け、有名芸能人を起用して大々的な宣伝活動をすることにより、そのシェアを広げていますが、上記のような報告を見てしまうと気になりますよね
最近は、パラベンの有害性を認めてその使用をやめた化粧品が発売されるようになりましたが、防腐剤フリーにすることは非常に困難です。そこで代わりに使用されるようになったのが、フェノキシエタノール。 しかし、このフェノキシエタノールにも、皮膚刺激性などの有害性が指摘されています。
パラベンとフェノキシエタノールの毒性比較では、食べたときの急性毒性は、メチルパラベンは体重1kgあたり2.5g、フェノキシエタノールは1gとなり、実はパラベンよりフェノキシエタノールの方が毒性が強いそうです。
防腐剤を完全除去することは不可能ですが、「ないに越したことはない!」と考え、なるべくパラベン・フェノキシエタノールフリーの化粧品をお勧めします。
何がよくて、何が悪いか…いろんなところでいろんなことが言われ、どこを正しいと考えて採用するか…非常に悩ましいですが、それでも『悪い』と言われているものはできうる限り排除したいと考え、うちも10年以上前から化粧品をパラベン・フェノキシエタノールフリーに変えています。
紫外線対策は万全ですか?
今日は…暑くなりそうな予感…(天気予報見てない(^^ゞ)…ですね
さて、紫外線対策に気をつかう季節になりましたね…ホントのところは1年中気をつけなければなりませんが・・・
紫外線の量は、夏が一番多いと思っている方もまだ多いと思います。しかし実は1年のうちで今が一番ピークだ…ということは常識になりつつありますね
紫外線量は、地域・季節・時間帯によって大きく異なりますが、気象庁のデータによれば、3~4月にかけ急激に増加をはじめ、5~7月にかけてピークとなります。また、時間帯では、ほぼ12時にピークのある山型分布で、10時~14時の間に1日の紫外線量の半量を占めています。さらに、紫外線は晴天時に限らず、くもり・雨天時にも地上に降り注ぎますので、雨だからいいや~…じゃなくて日常的な紫外線ケアを行う必要があります。
我が家…の女性陣…が愛用しているのはコレ
紫外線の種類
UVA波・UVB波・UVC波
これらの紫外線が皮膚に及ぼす影響は細かく言うと色々違うのですが、おおざっぱに言えば、UVA・UVBは「シミ・シワ・ソバカス・老化」などの要因になります。なので日焼け止めはこの2種に対する予防を主目的にしていますね。
日焼け止めに書いてある値の意味
UVA波:PA値で表す。人工太陽光線照射後2~4時間の肌の黒化の測定値。
PA+
PA++ → 生活紫外線対策にはこれくらい
PA+++ → 屋外での活動が長い時はこれくらい
UVB波:SPF値で表す。人工太陽光線照射後、何も塗らない状態と比べてどれくらいで赤くなるかの時間を測定した値(25分で1単位)。
SPF10:250分(4時間10分)
SPF20:500分(8時間20分)
SPF50:1,250分(20時間50分)
一般的に普段の生活ではPA++、SPF20程度のものを使えば紫外線対策はできると言われています。
日焼け止めがどのように日焼けを予防しているか?
日焼け止めは主に「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2つの方法で防止効果を発揮しています。
紫外線吸収剤
吸収剤そのものが紫外線を吸収し、熱などの他のエネルギーに変化させて肌の表面から放出させ、肌の内部に紫外線の悪影響が及ぶのを防ぐもの。肌荒れの原因などトラブルが多い。
紫外線散乱剤
主に粉体で、肌の表面で受けた紫外線を乱反射されて逃がし、紫外線が肌の内部へ侵入するのを防ぐもの。吸収剤に比べるとカブレにくい。
紫外線対策化粧品を使うときのポイント
普段は紫外線吸収剤不使用(多くはノンケミカルと表示)の日焼け止めを使うこと。
運動会など1日中炎天下にいる・海などリゾート地にいるなど、紫外線量が非常に多い所に長時間いる場合だけは、SPF値の高いものやPA+++を選んで使うこと。できるだけ日陰に入ったり、日傘・サングラスなどを使うべきなのは言うまでもありません。そして忘れてはならないのは重ね塗り…数時間に1回は追加で塗った方がよいと言われていますね。もうひとつ…防腐剤不使用!、表示指定防腐剤のパラベンはもちろんのこと、世に有害と言われている防腐剤は使わないに越したことはありません
皆さんも紫外線対策はしっかりとやっていつまでも若々しいお肌をキープしましょうね~
そのキズ治療、正しいですか?
先日古風なキズ治療をされている方に遭遇しまして…
…典型的な化石化した治療だったので唖然…(@_@;)
そんなわけで…むか~しアップした記事再掲…
ネタに詰まって使いまわし…な~んて言ってませんよ…(笑)
キズ口を消毒する・キズ口にガーゼを当てる・・・
これ、間違っているってご存知ですか
よくある茶色の消毒液「イソジン」…消毒薬としては非常に優れた製品ですが、人体にはとても有害です。図に示す通り、消毒効果がなくなるほど薄めても細胞への障害性が残存…これ、どういうことかわかりますか…殺菌力(バイキンを殺す力)より、人間の細胞組織を殺す力の方が強い…ってことですよね…
また、イソジンなど消毒液によるショックの事例も報告されています。市販のイソジンにもショックの可能性については明記されています キズ口に消毒塗ったら意識なくなって倒れて心臓止まって…な~んてことも起こりうるわけです
…なので消毒をキズ口に塗るときは救命処置の準備をしなくてはなりません
救命処置ができない人は消毒をしてはいけません
…言いすぎかもしれませんが、それが事実…
話をキズ口に置き換えてみましょう。キズ口にはバイ菌・キズを治すために必要な液体(キズ口から出てくるジクジクした汁)・皮膚がなくなって露出した皮下の組織があります。消毒を塗ると、キズ口のバイ菌だけでなく、キズを治すために必要な細胞やキズ口に露出した細胞も殺してしまいます。
これがどういうことか分かりますよね
そうです消毒するとキズが治るのが遅くなります
イマドキ消毒ベタベタ塗ってる医療機関はキズが治らないようにしているのかもしれません…(-"-)
もうひとつ…擦り傷や皮膚が欠損したキズ口にガーゼを当てると、乾燥して引っ付いてしまいます。そしてガーゼ交換のときにはキズ口にガーゼが引っ付き、剥がすときにせっかく増殖を始めて治ろうとしているキズ口の細胞を一緒に剥がしてしまいます。当然痛いですよね~
これがどういうことか分かりますよね
そうです皮膚欠損や挫滅創にガーゼを直接当てると、キズが治るのが遅くなります
もうひとつ!キズが治るということは、細胞が培養されて増殖しなくてはいけません。細胞を培養するときに必要なものは…適度な水分と温度です…乾燥すると細胞が分裂増殖できません
これがどういうことか分かりますよね
そうですキズ口を乾燥させると治るのが遅くなります
さて、上記を総合するに、キズの治療はどうしたらよいでしょうか?答えは分かりますよね
キズ口に消毒ぬってガーゼをあてて乾燥させる・・・こんな治療は
「医療の名を借りた傷害行為です!」
皆さんもキズの治療・・・考えてみましょうね
注:キレイに縫ったキズは違います。これはさっさと乾かしましょう!
脱帽!
ある自由研究がスゴイ
これ中学2年生の男の子が導いた研究…ってのがまたスゴイ…
…久しぶりに感動しました…(^^ゞ
これは、一般財団法人 理数教育研究所が開催した「算数・数学の自由研究」に応募され入賞した研究で、太宰治の小説「走れメロス」の記述を頼りにメロスの平均移動速度を算出した「メロスの全力を検証」というもの。
その内容は、作中メロスは自分の身代わりとなった友人を救うため、王から言い渡された3日間の猶予のうち初日と最終日を使って10里(約39キロ)の道を往復します。この道中かかった時間を文章から推測。往路の出発は「初夏、満天の星」とあるので0時と仮定、到着は「日は既に高く昇って」「村人たちは野に出て仕事を始めていた」とあるので午前10時と仮定すると、距離を時間で割った平均速度は「時速3.9キロ」…
そして復路の日、「薄明のころ」目覚めて「悠々と身支度」をして出発し、日没ギリギリにゴールである刑場に突入します。これを北緯38度付近にあるイタリア南端の夏至の日の出がだいたい午前4時、日の入がだいたい午後7時と仮定し考察。復路では途中、激流の川渡りや山賊との戦いといったアクシデントがあり、これらのタイムロスも勘案してメロスの移動速度を算出。その結果、野や森を進んだ往路前半は時速2.7キロ、山賊との戦い後、死力を振りしぼって走ったとされるラストスパートも時速5.3キロと結論。
フルマラソンの一般男性の平均時速は9キロ程度だそうなので、全然走ってません…
研究した中2の青年は、「『走れメロス』というタイトルは、『走れよメロス』のほうが合っているなと思いました」と考察で述べています。
素晴らしい着眼点…(^_-)-☆
この青年の将来が楽しみですね~
出る杭は打たれる
今話題と言えばこれ……小保方晴子さん率いるチームが発見したSTAP細胞…なんと30歳のリケジョ~の発見…
STAP細胞…マウスから取り出した細胞に、弱い酸に浸すなどの刺激を与えることで、その細胞が持つ元々の役割がリセットされる。この初期化された細胞は、様々な組織や臓器に変化できる万能細胞「STAP細胞」として、今後の医療を大きく変える可能性がある…という代物…
彼女の研究…最初は某有名科学雑誌にあっけなく却下され、周囲からも「信じられない」と冷ややかな目でみられていたとか…(@_@;)…しかし、一部の理解ある方々の力もあり今回の結果に結びついたそうですし、彼女の人一倍の粘り強さ・根気強さの賜物…と評されていますね…
しかし…5年程で出した成果…って早いですね~…スゴッ…(@_@)
彼女の大発見に比べたら物事の大きさは全然違いますが、私も細々と思うことを続け今に至ります…周りからは「そんなことやっても何のためにもならない」とか「遊んでばかりいないできちんと仕事しろ」とか…色々言われてきたので勝手に共感を覚えます…(^^ゞ
この発見が医科学の世界を変えるものに育つことを願います