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ブラックジャックセミナー

テーマ:health・science

国立がん研究センター中央病院…ってとこで、面白い取り組みがなされていますね…手

その名も「ブラック・ジャック セミナー」2014

20140727ブラックジャックセミナー

医療現場での体験を通じて、「将来医師になりたい」「医療に携わりたい」と関心を抱く方々が増えることを期待して、これからの日本のがん医療を支える人材を育てることに貢献できればという願いを込めて企画いたしました。国立がん研究センター中央病院の若手医師をはじめとしたスタッフとともに、実際に治療現場で使用される医療機器を用いて手術体験を行います。小学生5年生から高校生までが対象です。奮ってご参加ください。

だって~…目

面白そうね…申込殺到なのかな…クエッションマーク

ポスターの注意書きが笑える…(笑)

注)本セミナーは、手塚治虫氏が描いたキャラクター「ブラック・ジャック」が無免許であることや、法外な報酬を要求する点について賛同するものではなく、天才的な外科手術の腕前を身につけ、維持し続けるという医療に対するひたむきな姿勢や、常に「医者の仕事とは何か」、「生命の尊さとは何か」、「お金より大事なものは何か」を問う姿勢に共感してのものであります。

…だそうな…(笑)

愛知県にはこういうのないのかな…クエッションマーク

続・LTAD

テーマ:health・science

昨日のLTADな話の続き…LTADを靴という観点で見てみましょうビックリマーク

本来靴というのは足の前の部分に「捨て寸」といって0.5cm~1.0cm程度の余裕があることが理想とされていますが、今も昔もスパイク履く系のスポーツでは、捨て寸なしで靴を履く傾向があります…先輩が後輩にそうやって指導し、コーチや監督が子供たちにそうやって指導し、ず~っと受け継がれています。

しかし、一方で日本人は、普段ガバガバ靴履いてガバガバ慣れしてる子も(大人も)多く、小さいサイズを勧められて自身はキツイ靴履いてるつもりだけど実は大きい…って子もいるのは間違いない事実です。

…ちゃんと選んでる(もしくは靴屋で選んでもらった)って言ってる方でも結構な頻度でガバガバユルユルだったりします…(-"-)汗

スパイクを履く競技では何故捨て寸なしの小さなサイズを履きたがるのでしょうかクエッションマーク

例えばサッカーの場合、ボールを蹴るときの精度に影響すると言われています。また、捨て寸があると激しい動きの時、靴内で足が滑って対応できないという事実もあります。
また、メーカーや足によっては、蹴りだす時など有効に力を発揮できるようスパイクが配置されているべきにもかかわらず、捨て寸なしで履かないとスパイクの位置がちょうどよい場所に来ない場合もあります。

しかし、それって大人の場合…
…小学生をはじめとする子供にそのまま置き換えてよいのでしょうかクエッションマーク

そして見方を変え…捨て寸なしにこだわる以前に一般的な町のクラブレベルであれば、捨て寸ありの適正サイズ靴にしても、捨て寸なし纏足に比べてパフォーマンス落ちるかクエッションマーク…って考えたときに、小学生レベルだったらドングリの背比べだと思います。そんなドングリの背比べに対し、足に対して悪い方を選択すべきかどうかクエッションマーク…は考えれば答えは決まっていると思いますし、スポーツ活動の場では、前述のLTADを考えても、蹴りのパワーや精度より基礎的な部分が重要視されるべきです。

そもそも、子供用のスパイク…大人のミニチュア版として作っているだけで、スパイクの位置が適正かどうかクエッションマーク…子供の足できちんと検証されているメーカーがはたしてどれくらいあるでしょうかクエッションマーク…ちょっと疑問…(-"-)

そして…それ以前に、スパイクを何カ月に1回買い換えていますかね…クエッションマーク…小学生だったら1年に1サイズ(0.5cm)は足が大きくなりますし、スポーツ活動の内容が激しければ半年もしないうちに靴は傷んでその性能を失いますが…汗

未完成な子供の足に対する纏足は、子供の将来を曇らせるのは言うまでもありません。骨格がしっかり固まるまでは、足の変形を極力避けるべきです。

しかし、レベルが上がっていくと、パフォーマンスが要求されるようになってきますので、その場合、状況によっては纏足にするしかないのかもしれません…ただしその時間は短時間にとどめるべきであり、スポーツ以外の時のフットケアを欠かしてはいけませんビックリマーク

けど…スパイク履いてスポーツして、靴を履き替えずスパイクのまま家に帰るって方…時々いますよね…(-"-)汗
スパイク履いた後・(バレエで)トゥシューズ履いた後にフットケアする方…見たことないですよね…(-"-)汗

保護者や監督・コーチの立場であれば、どこを優先すべきかをよく知っているべきで、その上でどうすべきか選択すべきです。そして纏足する場合は、その後のフットケアをセットで考えなければなりませんビックリマーク

そんなわけで、私は小学生にはキュンキュン纏足ではなく、捨て寸ありな適正サイズ靴にして、インソール仕込んで靴内での滑りを抑制することを提案しています。繰り返しになりますが、そもそもスポーツという観点で言えば、小学生の時期はパフォーマンス優先よりも体つくりが優先されるべきです。

LTADには残念ながら靴の選び方~なんて記載はありませんが、この考えに基づいて足靴についても考えれば、前述のごとくが望ましいと言えます。

スポーツをされる方、お子さんがスポーツで頑張っている(お子さんをスポーツで頑張らせている)保護者の方などは、是非LTADを念頭に置き、その考えに基づいて靴も選択してほしいと考えます。

ちょっとまとまりない文章でスミマセン…言いたいこと言うべきこと書き足してったら長文になってしまったので、前編と後編の二分割にしました…(^^ゞ

色々話し出せばきりがありませんので、今回はこれくらいにしときます…(^^ゞ

Long-Term Athlete Development

テーマ:health・science

今朝の話題は成長期のスポーツのあり方について…

…某所で話題になったので、いい機会なのでこっちにも記事にしてみました…(^^ゞ

例えば野球…小学生で少年野球やって、中学校で部活、高校で甲子園めざし、その先は…って夢見る少年、多いですよね手

私が子供の頃は、野球やってない子を見つけるのが難しいくらい…(笑)

…イマドキはサッカーはじめ、バレエ・ダンス・水泳・体操…など…その種目は多彩になってますねビックリマーク

さて、そんな将来を夢見る少年少女たちに、指導すべき大人はきちんと対応できているでしょうかクエッションマーク

よく聞く話が…クラブでスパイク履いて、その後そのままスパイク履いて帰る子供…(@_@;)
バレエに通って早くからトゥシューズを履くものの、足のケアをまったくしていない子供…(-_-;)
体ができていないのに専門的な技術ばかり追い、ストレッチや筋トレなど基礎的な部分を全然やっていない子供…そして体を壊す子供…(-_-;)
そして、最近の子供は昔の子に比べケガが増えているという現実…(-_-;)
…etc.

最近の子供はすぐケガする…って感じてる方もいらっしゃると思います。特にスポーツ現場や学校関係者の間では…

さて、ケガが増えているのは何故でしょうかクエッションマーク

大きな要因は、運動能力(バランス能力)の低下…昭和の子供たちは幼稚園・小学校の時期に野をかけ山をかけ…体全体を使った遊びをしていました。そのため遊びの中で自然に筋力はもちろんバランス感覚や柔軟性など体の基礎的な部分が作られていました。しかし最近の子供はどうでしょうかクエッションマーク…整い過ぎた環境に身を置き、バリアフリーな生活しかしてませんし、ゲームばかりやってる子供も多く、本来幼少期に培うべき基本的な部分ができていません。
さらにさかのぼれば、赤ちゃんの時にハイハイをしていない子が増えた…(-"-)…昔の家屋は畳の部屋に真ん中にちゃぶ台…つかまるところがないので、そこまでハイハイや高這いで移動してから立ち上がる…バリアありな家屋でそこを乗り越えるという行為もしていた…その時に動物の進化の過程である4本脚歩行を十分行って手の機能を高めている…って言ったら言い過ぎ?(^^ゞ…しかし最近の家屋は部屋の中につかまるところがイッパイあって、ハイハイ全然せずにすぐつかまり立ちしちゃう…保護者が早く立たせよう歩かせようと歩行器なんかに乗せちゃう…なので手を前に出す・使うといった行動をしていない…

なのでバランス感覚も悪く、転んだ時に受け身ができず手が出ない…顔から地面にぶつかったり…仮に手が出ても支え方が悪く骨を折っちゃう…(-"-)

今の子供に「木登りしたことある人パー」って聞いたら、はたして何人の子供が手を上げるでしょうかクエッションマーク…木登りって言ったら全身使って登らなきゃいけない…そこにはバランス感覚・筋力・柔軟性など、様々な要素が必要となります。

昔は小児期に必要な体つくりが自然の遊びの中で出来上がっていたわけです。

私は子どもの頃、木登りもしたし、半田市に住んでいた小児期には雁◎公園まで、いわゆる入口から入らずに道なき道を分け入りプチ登山だったり…もっとさかのぼれば、昔ながらの日本家屋であるばあちゃん家でよく走り回ってた(縁側から転落したこともある(笑))今思えば危ないことを色々やったもんです…(^^ゞ
…だからバランス感覚や柔軟性の基礎が自動的に出来上がっていた…(笑)

…今の世、なかなかそんなことさせられませんけどね~…(^^ゞ 

本音はそういうことができる環境が整備されるといいな~って思うわけです…(^^ゞ

そして、スポーツ開始の低年齢化…前述のごとく体が出来ていないのに専門的なことを早くから始めるためにケガをしたり、体壊したり…

さて、そんなスポーツ活動…年齢ごとに適正なメニューがあることってご存知でしょうかクエッションマーク

…周り見渡す限り、そのあたり熟知していろいろやってるよね~…っていうスポーツ現場…ないですけど…(-_-;)

色々な意見があると思いますが、世界的にみれば「Long-Term Athlete Development(LTAD:長期育成)」として各年代で適正なメニューが定められており、多くのスポーツがそれを基準に育成しています。

20140724LTAD

図表はその日本語訳…小さくて見にくいですね…(^^ゞ

色々なスポーツに関わる監督やコーチはLTADについて熟知し実践すべきですが、町のスポーツ活動の現場では残念ながら知らないのではクエッションマーク…と思える場面が多いような気がします…これは日本のスポーツにとって大きな問題です。

LTADについて、是非ご自分(ご自分のご子息)が所属しているクラブのコーチなどに聞いてみてくださいねビックリマーク
…てか、聞くまでもなく普段の練習振り返れば、所属しているクラブが良いか悪いか…区別できますよね…手

…悪かったら…クエッションマーク…是非改善してもらってください…(^^ゞ

小学校の頃から基礎的な部分を疎かにしてガンガン実践やって将来有望と言われて育ち、高校くらいで伸び悩んで埋もれていくか故障して戦線離脱するのも、基礎からしっかりやって大きくなってから頭角を現し、オリンピック選手やプロ選手になり活躍するも…それは大人次第…
正しくコーチングすることで、将来教え子が「小学校時代のコーチが…」ってTVで語るかもしれないですよね…(笑)

そして、この話はスポーツ活動だけではなく、普段の生活の中で膝痛・腰痛などをはじめとする様々な運動器障害の予防にもつながることを申し添えます。

3人に1人

テーマ:health・science

今朝は晴れ2…暑くなりそうですね~…(^^ゞ

今朝の話題は…肥満が増加している…ってお話…

周りを見渡せば…あたりまえなお話ですが…数字になって明示されると、ん~(-"-)って考えちゃいますね…(^^ゞ 

1980年~2013年にかけて、先進国・発展途上国を問わず全世界で肥満が増加しているそうで、2013年の時点で世界の成人男性の36.9%、成人女性の38.0%が過体重または肥満なんだそうです(米・Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)のMarie Ng氏ら、Global Burden of Disease(GBD)2013 : Lancet 2014/5/29オンライン版)。

それによれば、世界の過体重および肥満人口は1980年の8億5700万人から、2013年には21億人に増加(男性28.8%から36.9%、女性29.8%から38.0%に上昇)し、2013年の肥満率はいずれの地域でも男性に比べて女性で高かったそうです…汗

20140623肥満

国別にみると、日本はまだ肥満比率は高くないけど、過体重含めると世界中そんなに変わりない…って感じですね…汗

ちなみに… 

過体重=BMD25以上30未満
肥満=BMD30以上

ですから、基準甘々…だと思いますけど…(^^ゞ

特記すべきは、過去33年間に肥満人口の比率を下げることに成功した国はない…という事実…(-"-)汗

医学的にはちょいポチャくらいが最も長生き…ってことみたいですから、せめて肥満はゼロになってほしいですね~…

認知症危険度2倍

テーマ:health・science

タバコの害って言われるとパッと思い浮かぶのは、肺の障害で呼吸できなくなる、同じく肺の障害として肺がんの発生、足の血管つまって切断になる、腰痛などの要因になる…って感じでしょうか…

そして先日、たばこを吸う人は認知症になる危険度が2倍に高まるとの調査結果を九州大の清原裕教授(環境医学)らの研究グループがまとめ、6/14日本老年医学会で発表…って記事を見かけました。

…かつて喫煙は認知症を減らすとの報告があったそうですが…そんなん信じられませんわね…(-_-;)

今回の調査は1988年時点で認知症でなかった福岡県久山町の高齢者712人の集団(平均年齢72歳)を15年間追跡。また、この集団の15年前(72~73年、平均年齢57歳の中年期)の健診記録を照合。中年期、高齢期の喫煙状況と認知症発症の関係を調べた。
追跡期間中に認知症を発症したのは202人。中年期、高齢期の各時期で「喫煙」「過去に喫煙歴あり」「非喫煙」に分けて分析すると、喫煙者は非喫煙者に比べ、認知症の発症リスクが2倍になった。過去に喫煙歴がある人と非喫煙者では明確な差はなかった。
中年期、高齢期の両時期とも喫煙している人は、全く喫煙歴のない人に比べ、危険度が2・8倍に上った。

考えりゃ~当たり前…喫煙すれば末梢循環が悪くなるし、動脈硬化も進むので、脳神経細胞に何らかの障害をもたらし、認知症の誘因になりそうですわね…

タバコは百害あって一利なし…(-_-;)

…なんで麻薬と同じように取り締まらないのか疑問な私…

 

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プロフィール

Nao挨拶

なおくん

「キズは消毒して乾かしてはいけません!」「キズはキレイに洗って乾かさずに湿らせて治しましょう!」という湿潤治療を実践し、世に広めるべく講演なども行っています。

「健康は足もとから」をモットーに、膝の痛みを予防する靴「アサヒメディカルウォーク(AMW)」や、足趾を圧迫しにくい子供靴「Enji・ケンコウクン」などの開発に携わり、よりよい靴作りのお手伝いをしています。

モータースポーツ医療の世界は、他のスポーツに比べかなり遅れています。そんな現状を変えるべく、鈴鹿サーキットでRescue活動をしています。4輪公式レースの時はいつもメディカルセンターかコース上にいます(^^ゞ

…とまあいろいろやっていますが、実はとても無口で人見知りな私です(^^ゞ

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