デング熱の謎
「デング熱」…巷でやたら話題になっていますね
毎日アツい報道が続いています…
しかし、よく見ると謎が…(-"-)
国立感染症研究所のdataをみてみましょう
これ見ると、2010年から国内への持ち込みが急に増えてるようですし、昨年は249名も確認されていますが、昨年まで一切報道されていませんよね…なのに今年は妙に加熱している報道…
確かに国内で伝染したのは初めてのようですが、そもそも蚊が媒介するわけですから、2010年の200人以上の持ち込みがあれば、蚊を媒介して感染する危険性はかなりあるはず…そして今年は人数で言ったらまだ81例…何故でしょう…
これにはどうも事情があるようだ…ってのが囁かれていますね…(-"-)
過熱報道して国民の目をそっちにそむける…こっちに向かれては困る事情…
真意はいかに…
デング熱の診断指標
A)必須所見
1.突然の発熱(38℃以上)
2.急激な血小板減少(10万/μl以下)
B)随伴所見
1.発疹(発病数日後解熱傾向とともに出現多い)
2.悪心・嘔吐
3.骨関節痛・筋肉痛
4.頭痛
5.白血球減少、
6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)
C)除外指標;CRPが10mg/dl以上の場合は
まず細菌感染その他の検索を優先
歩こう!
健康のために運動を…ってよく言われますね
しかし、適切な運動量や内容を示すものはどこにもありませんよね
まあ、身体能力は個々で違いますので一言で言えない…わけなんですが…
そんな中、東京都健康長寿医療センターが、群馬県中之条町の65歳以上の高齢者約5000人を対象に、身体活動計を用いた生活行動の実態調査を実施し、ひとつの指標を提示しています。
それによれば、「毎日平均8000歩以上歩き、その中に中強度(3METs,早歩き)の身体活動が20分以上含まれていれば、高血圧や糖尿病など様々な疾患予防に役立つ」とのこと
その他以下の通り…
なかでも、男性の場合1日平均歩数よりも3METsの運動時間が健康状態により大きく影響し、女性は歩数との関係が強かったって…
また、1日の活動を振り返ることで、さらに歩こうという意欲がわき、生活が改善され、調査に参加していない人と比べ医療費が3割低くなった…っていう変化も出ているんだそうな…
余談ですが、気象条件による関係では、気温が17度より高くても低くても活動量が低下する傾向があるようです…
…暑くても寒くても、外に出るのが億劫になっちゃいますよね…(^^ゞ
皆さんはいかがですか…な~んにもしてないって方は、とりあえず1日の歩数チェックから始めてはいかがでしょうか
有効性
アセトアミノフェンって薬が腰痛などの治療薬に使える…って言われるようになってどれくらいでしょうか
今日本ではどれくらいシェア伸ばしてるんでしょうかね
そんな昨今、オーストラリアで急性腰痛患者1652人を対象に、アセトアミノフェンの有効性を無作為化比較試験で検討した結果が興味深いですね。
それによれば回復までの期間は、規則的投与(1日3回)群17日、必要時投与群17日、プラセボ群16日で群間差はなかったとか…
私…最初から信用してませんでしたが…(^^ゞ
この辺りの知見は、まだまだ賛否両論ありそうですね…
日本初!
兵庫県篠山市…ってところがスゴイ…
ここ…「胃癌ゼロのまち」を目指しているそうで、町独自の取り組みとして、市内中学1年生全員366人を対象に、今秋の学校検診からヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の検査を行うんだそうな…
…学校検診でピロリ菌検査を行うのは全国初…
ピロリ菌ってのは胃の粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、胃癌が発生しやすい状況を作り出す…胃癌患者の約95%はピロリ菌を持っている…というもの…
早期発見して除菌につなげれば胃癌も減るでしょう…ってことね…
とてもスバラシイ取り組みですでよね~
是非全国でやってほしいですね
…ペテン師なわが市には絶対無理な仕事でしょうが…(-_-;)
赤に注意
世の中にはカラメル色素やクチナシ色素…など様々な着色料が存在し、広く利用されていますが、その中に昆虫を原料とする着色料があることはあまり知られていません。
その名も「コチニール」…
もともとは繊維などの染料、絵画などの絵の具として使われていたそうですが、人工着色料が問題視される昨今、現在は医薬品、食料の染色剤、口紅などの化粧品にまで幅広く使われています。
コチニールという表記以外にも、カーマイン、カルミン酸、天然紅4号…などと記載されている場合もあるようですね…
この「コチニール」…サボテンにつくエンジムシ(コチニールカイガラムシ)という昆虫の卵を生む前のメスを、人間が手で刷毛を使ってかき集め、熱湯で煮沸した後、天日で乾燥させたものが原料となり、それを水やエタノールなどで抽出し、色素として利用します。
人工着色料よりは安全ということで多用されていますが、原料が昆虫ということで、タンパクが原因と思われるアレルギーや喘息発作誘発の可能性は否定しきれません。
…一応特定タンパクを除去する製法が導入され低アレルゲンコチニール色素ができたことで、アレルギーの可能性は激減したそうですが…
その前に、この昆虫が原料…って知ったら口にする気…失せますわね…(^^ゞ