190倍
顔がすぐに赤くなるお酒に弱い人が飲酒と喫煙をすると、食道がんになるリスクが、飲酒も喫煙もしない人に比べ最大190倍も高くなるそうです(東京大学:中村祐輔教授・松田浩一助教)。
ちょっとビックリ~な研究結果ですね~…190倍って…
2種類の酵素を持っている人(これを俗に「ザルのような…」って言いますね)に比べて、まったく酵素のない人は、飲酒・喫煙をしなくても約7倍ですか~…
お酒を飲んで気持悪くなるのは、この「アセトアルデヒド」が体内に溜まってしまうためですが、煙草の煙にも含まれるそうです。そして、顔が赤くなるのはアセトアルデヒドの分解能力が弱いためで、日本人の4割がこのタイプにあたります。
研究では酵素1・2のない人が、1日缶ビール1本以上の飲酒と喫煙をすると、相乗効果が働き、お酒に強く飲酒・喫煙をしない人に比べ、食道がんのリスクが190倍も高くなっていたそうです。
酵素のタイプはさらに細かく分類されますが、まったく飲めないタイプの方は、いわゆる「一口飲んだだけで…」という方で、訓練しても飲めるようになりません。そのような方々は普段ほとんどお酒を口にすることはないでしょうから大丈夫!?
問題は「ちょっとしか飲めない」という方。その多くは訓練すると飲めるようになるので、勘違いして飲んでしまいます。そういうタイプは昔から肝硬変などになりやすいと言われています。
「訓練して飲めるようになった」というのは、自慢すべきことではありませんのでご注意を…
纏足シューズ…part3
バレーシューズ型上履きが纏足を強いているということはご理解いただけたかな?と思います。
では…どうすればいいのか?
はだしになるか、形のいい靴を履くか…しかありませんね。上履きとして世に売られている靴の形は、メーカーが徐々に形を変えてきているとはいえ、靴底のクッション性が悪かったりなど、まだまだ使い物になる代物とはいえません。はだしで生活するには床がコンクリートだったり、校庭や床に危ないものが放置され足をケガして…など学校環境がイマイチ…。ではどうすればよいか…察しの良い方ならすでにお分かりかと思います。
「外靴を上履きとして使用する」
良い外靴はもともとアスファルトの上を歩くように作っていますし、最近は「外反母趾予防」などを謳ったよいラスト形状のものが多く見かけるようになりました。その中で白色のものを選べばいいんです。
ここに、そんなことを考えて作った靴「通園履きにも上履きにも使うことを想定した靴=Enji」があります。
さて、この靴を履いて写真を撮ったものがあるのでご覧あれ。
足のおやゆび角度は、はだしだと21度・13度、バレーシューズ型上履きだと32度・39度(前回のお話で示した19.0を履いても31度・30度)、Enjiだと20度・20度…Enjiはあまり影響を受けていないのが分かりますね。バレーシューズ型上履きと比べると明らかに違います
はだし教育の幼稚園・保育園では影響は少ないですが、すでにバレーシューズ型上履きを履いている施設、それから1日のうち最も長い時間上履きを履かなければならなくなる小学校では、特に考える必要がありますよね
纏足シューズ…part2
前回に続き、纏足シューズのお話…
百聞は一見にしかず・・・ここに実際の写真があります。
ここに18.5cmの足の子供の写真がります。バレーシューズ型上履きを各サイズ履いてもらって足のゆびの角度を測定…
分かりやすく一言で言うなら、写真下の紺色の数字を見てください、はだしで21度・13度の足ゆび角度・・・ちょうどよいはずの19.0cmのバレーシューズ型上履きを履いても足ゆび角度は31度・30度…、10度以上足のゆびが曲がっています。サイズが小さくなると、もってのほかですよね…
ちなみに、ここに写真がありませんが、前足部の絞った形状のため、サイズをもう少し大きくしても、やはり足のゆびの角度は曲がっています。
まさに纏足…
間もなくやってくるかな?
とうとう国内での発生がはじまりましたね。神戸が一番でしたか…
当初から空港などであわただしく検疫している様子をニュースで流していましたが、防げるわけがないというのは分かる人には分かることで…
間もなくこの地域にもやってくると思われます。
皆さん手洗い、うがいはしっかりと
人ごみの中に身を置くのも、できれば控えましょうね~…
今週大阪で講演があるんですが、中止か開催か…主催者に問い合わせなきゃ~
纏足シューズ…part1
先日「バケツシューズ」と題して、バレーシューズ型上履きの害について書きましたね~。本日は、そのバレーシューズ型上履きが、別名「纏足シューズ」と言われている…っていう点についてお話しましょう。
ここに「はだし教育のH幼稚園」「バレーシューズ型上履きのS幼稚園」のデータがります。
1趾側角度というのは足のおやゆびの角度を示しています。角度が大きいほど外反母趾の傾向があるということです。H幼稚園総数129人、S幼稚園総数127人…各年代男女それぞれ20人強程度と母集団の数が少ないため、多少のばらつきはありますが、それでもバレーシューズ型上履きのS幼稚園児にくらべて、はだしのH幼稚園児のおやゆびの角度はまっすぐな傾向があります。
つぎは5趾側角度・・・これは足の小指がどれだけ曲がっているか(内反小趾という)を示していますが、やはりバレーシューズ型上履きを履くS幼稚園児に比べて、はだしのH幼稚園児のゆびはまっすぐな傾向があり、なんと女児の多くで統計学的に有意差ありという結果でした。
バレーシューズ型上履きを履いていると、足のゆびがどんどん曲がっていきます。未来ある子供たちを悪しき慣習である纏足から守るためにも、足のゆびにやさしい靴を選んで履かせてあげましょう。